森を育てる、3.9ペーパーの仕組み

日本の森の現状

日本の国土の約7割は森林です。ところが日本で使われる木材の8割は輸入されたものです。この結果、森林の管理に手が行き届かなくなりそのまま放置されている森林が多くなってきました。日本の人工林は下草刈りや間伐、植林をすることによってはじめて循環型に森林になります。そこで、今、国産材を選び、使うことによって、うまく循環する森林づくりが注目されています。


手入れが行き届かなくなり放置されてしまった森林

手入れが行き届かなくなり放置されてしまった森林。下草が生えないため地盤がゆるく、土壌流出などの危険も伴う。

手入れの行き届いた森林

手入れの行き届いた森林。下草が生え、光が降りそそぐ。三重県吉田本家のヒノキ林。

3.9ペーパーの仕組み

日本の木材は木材単価が安く、森林経営者が運送費を負担すると赤字になるケースがほとんどです。そこで、森林経営者に代わって、印刷物を制作するユーザーが木材チップ会社までの運送費を負担することにより国産材の利用を促進する仕組が考案されました。この仕組が3.9ペーパーです。3.9ペーパーを使用することにより、森林育成に貢献しCO2削減に貢献することができます。木材の運賃のみの負担になるので、紙代の10%程度のコストで済みます。


 

NPO法人そまびと倶楽部の皆さん

3.9ペーパーのための木材を切りだしてくれた、NPO法人そまびと倶楽部の皆さん。長野県。

3.9ペーパー名前の由来とロゴマーク

2008年4月、京都議定書の第一約束機関がスタートしました。日本が世界に約束した温室効果ガス削減は6パーセント。そのうち3.8%(※1)を、日本国内の森林によるCO2の吸収量を増やすことで達成しようとしています。平成19年4月現在では、基準年の温室効果ガスの総排出量の増加により3.9%から3.8%に修正されております。3.9ペーパーを考案した当時は3.9%と目標設定されていたので、3.9ペーパーと名付けています。
森林によるCO2吸収量は残念ながら、このままでは達成できません。理由は、日本の森林の現状のとおり、手入れの行き届かない森林が増え、荒廃が進んでいるためです。
そこで、林野庁では2005年度から、国民運動として「木づかい運動」の取り組みを開始しました。国産材の積極的な利用を通じて山村を活性化し、CO2をたっぷり吸収する元気な森林づくりを進めようというものです。
3.9ペーパーは、国産材の利用を促進するモデルとして「木づかい運動」の登録商品になっています。


 

JOMO童話の花束

3.9ペーパーを使用した事例。「JOMO童話の花束」。

木づかい運動のマーク

木づかい運動のマーク。2005年度林野庁の呼びかけにより始まりました。

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